前回のカロチャ刺繍に引き続き
今回はハンガリー北部(ほぼウクライナ)の
「ベレグ刺繍」のご紹介
ベレグ刺繍はクロスステッチで作られています。
赤&黒、赤&紺の組み合わせがほとんどですが
最近は青の濃淡や、他の色も作られるようです。
外国人の好みを意識して?なのでしょうか。
博物館では刺繍のほか、織物などの展示もあり
中には日本の「こぎん刺し」とほぼ同じ図案で
作られているものもありました。
暮らしの中に溶け込む、シンプルで
素朴なデザインが長く愛されるのは
どこの国でも同じですね。
こちらはベレグ刺繍名人の作品。
この村には名人の作品を集めた建物があり
人間国宝級の扱いだそうで、
私たちが訪ねた時も、わざわざ村長さんが
ご挨拶にいらしたほど。
どれもこれも、ため息が出るほど
美しい仕上がり。
作品を見学した後は
名人宅で美味しい手作りランチを
ご馳走していただきました。
ランチの後は、名人の技を見学。
図案は頭の中に全て記憶されているので
何も見ず、スイスイとステッチ。
刺繍をする人が必ず見てしまう裏側も
完璧な美しさでした。
次のご紹介は、マチョー刺繍です。